カニのお取り寄せを利用すれば、地元では食べられない北海道や日本海の美味しいカニを自宅で食べられます。通販サイトは直営のところも多く、市場などで買うよりかなり安く手に入れやすくなっています。
地域で増えているブランドガニも食べることもできます。たとえばズワイガニでは、福井の越前ガニ、京都の間人ガニ、兵庫の柴山ガニ、島根の隠岐松葉ガニ、石川の加能ガニなど地域ごとにブランド化が進んでいます。
カニは冷凍しておけば、一年中食べることができますが、季節ごとの旬のカニを選ぶのがおすすめです。
訳あり
値段のことが気になる場合は、訳あり品を選ぶのも手です。
殻の色が変だったり、爪や脚が折れてしまっているもの、不揃いのものなどで、規格外とされたカニが「訳あり」として安く売られています。
訳ありといっても見た目部分の話で、味は変わりません。
足が折れてしまったカニや中途半端なサイズのカニは、お店に並べる時の見た目の悪さなどから外されますし、旅館などにも卸すことができないため、価格がかなり下がっています。
食べる前のカニの見た目が気になるという場合を除けば、とてもお買い得です。ズワイガニ訳あり業務用だと1kgあたり2,000円程度のところもあります。
訳ありの場合はなるべく有名で、ランキングでも高い評価を得ている実績のある人気サイトを利用するほうが安心して注文できます。
主なカニの種類と旬の時期
ズワイガニ(11月~3月)
日本海でとれるカニといえば、ズワイガニが有名です。松葉ガニや越前ガニなどブランドもたくさんあります。
ズワイガニの旬は11月から3月。内子(卵巣)が人気の雌は11月~1月までですので、年末年始が一番の食べごろかと思います。
ズワイガニは古事記の歌にもでてくるほど、古くから日本人に馴染みのあるカニです。 日本海の冬の王者ともいわれていますが、古くから地域と密接な関係にありいろいろな地方名があります。雄と雌によっても呼び方が違うところもあります。
- 山陰地方 雄:松葉蟹 雌:親蟹、こっぺ蟹
- 丹後半島 間人蟹
- 北陸地方 雄:越前蟹 雌:せいこ蟹、甲箱蟹、こうばく蟹
- 東北地方 たらば蟹
タラバガニ( 4月〜6月頃、11月〜2月頃の年二回)
タラバガニはとても大きな蟹で、甲幅は25cm前後、足を広げると1メートルを超えることもあります。
鱈の漁場によくいることから、鱈場蟹という名前になったそうです。 別名はキングクラブ。北海道を代表する名産です。
生殖可能になるまで約10年。 年に2回産卵。 寿命は25~30年。
旬の時期は4~6月、11月〜2月と年2回あります。
足が太くて身がぎっしり詰まっていて、食べごたえがありますので、満腹感を感じたいときにおすすめです。缶詰でも有名です。
自宅で料理する場合
- 基本は茹でる or 焼く
- 炊き込みご飯や手巻き寿司に
- 生なら天ぷらやしゃぶしゃぶにするのもGOOD
- マヨネーズとの相性もよいです
毛ガニ(4~5月)
毛ガニは独特の甘みとキメの細かいカニ身、濃厚でとろけるカニ味噌が特徴で、ミドルサイズ(300~500g)が一番美味しいと言われています。
毛ガニは、資源保護の観点から、北海道近海の産地ごとに漁の時期が決まっています。
4月~5月にかけて、オホーツク海側の流氷が明ける頃に獲れる毛ガニが1年で最も旬になります。
流氷の下の良質なプランクトンを食べ、極寒の季節を乗り越えた毛ガニは、地元で通称「流氷明け毛ガニ」と呼ばれ、見の引き締まったこの時期だけの味わいになります。
※かにまみれさんでは、この時期の最高の味を、最高の状態で堪能できるように最高水準の3~4特身入りランクだけを厳選し、通信販売の常識を破る「未冷凍状態」で、水揚げ後すぐに配送しています。
花咲カニ(7月~9月)
タラバカニの仲間の花咲ガニは、濃厚&甘みのあるカニ身がタップリ詰まっています。
北海道根室地方がメインの産地です。
名物にはぶつ切りにした花咲ガニを入れる鉄砲汁があります。
モクズガニ(9月~12月)
モクズガニはイワガニ科上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)の仲間で、11月は雌が卵を持つのでさらに人気が高まります。
以前静岡市では産卵のために大量発生したなんていうニュースも出ていました。
越前カニ(11月)
冬の福井を代表するズワイガニブランド「越前ガニ」は、日本で初めて産地タグの取り付けが始められたブランドです。
メスは少しサイズが小さいですが、内子(卵巣)が美味しくて人気です。